トップページ > おこたこ特派員 第三弾

今回訪れたのは、お好み焼き鶴橋風月 千日前店。
インタビューに答えてくれたのは風月執行役員である金子部長だ。
まだ、おこたこ組合に属していない約10年前。真夏に開催されている大阪城でのイベント大阪キングで、偶然にも甲賀 流のブース隣で、汗だくになりながら麺をゆがいたいていたのが金子さんだったとか。田中社長いわく、一見温厚そう な容姿ではあるが実は狂犬の金子と恐れられる存在らしい(笑)。

金子さんから「一人前のキャベツの量だけでこんだけあんねん。」と出されたキャベツの 量にはビックリ。キャベツ1玉の4/1を使用しているらしく、通常、野菜炒めでもこんな に使わない分量である。次に、キャベツの切り方にもこだわりがあることを教えてくれた。 よく見ると、キャベツの切り方が細い箇所や太い箇所と不揃であることに気付かされた。 企業秘密との事なので、お伝えすることは出来ないが、切り方にも長年の研究とこだわり があることを教えてくださいました。

風月の一押しメニューモダン焼き。どっさりキャベツの量は一切変更せずに、ここに、こだ わりの麺が乗るから凄い。ごっついボリュームだし、何と言っても湯がきたての麺をすぐ に調理するからお好み焼きと匹敵するぐらい美味しいと金子さん。 麺は、特製オリジナル生麺。7分半〜8分間、湯がきたての麺を使用するとのこと。湯がき たての生麺は、風味や腰が一番引き出され、ゆで麺、蒸し麺では出来ない美味しい特徴が出 せるそうだ!
モダン焼きには面白いデータがあるようで、モダン焼きと焼きそばを同時に注文するのは 大阪人だけらしい。そば×そばになるので、東京や地方の人は、焼きそばは頼まないようだ。 ここで、豚肉が届いた。「立派な豚ですやん。」と田中社長。普通のスライスとは違う肉 厚だ。なんと1枚で約100g以上も有るとの事。その豚肉を、惜しみなく使用。その時!後 のせではなく生地の中に豚肉を練り込んでいる事に田中社長が気付いた。ここにもこだわ りを発見!「蒸し焼きにするから肉の両面から油が出る。だからより味が楽しめる。」 と金子さん。


田中社長が鰹節の使用方法にも特徴があることを発見!風月の鰹節の役割は、後のせで 風味を立たせるのはなく、生地と一緒に焼くことにあるらしい。こうすることで、鰹節か ら出るほんのり油がキャベツと相成って、独特の香ばしさを引き出しているようだ。 うまい!と田中社長も絶賛!肉厚のある豚に、もちもち麺、あれだけあったキャベツが ペロリと食べれてしまった。
田中社長は普段、お好み焼きを作る時は、必ず風月×甲賀流 のコラボお好み焼を自作で作られているとの事。真似をしたくなるほど風月のお好み焼 きは美味しいとお見受けすることができた。


素材のこだわりはさる物ながら、風月ではソースの味を引き立てるために、マヨ ネーズは先駆けに、ソースは後乗せにしている。美味しい。風月では鰹節を焼 くから、黒くなる。美味しい。風月では小麦粉をほとんど使わずに、キャベツを 直焼きにするから黒くなる。美味しい。だから風月のお好み焼きは真っ黒にな る。真っ黒やから風月のお好み焼きは美味しい。  by 金子部長

お好み焼き鶴橋風月    http://www.ideaosaka.co.jp/


次回は甲賀流・田中社長たこばやしに行くです!