トップページ > おこたこ特派員 第五弾

今回訪れたのは、たこ焼き酒場 道頓堀赤鬼 横丁店。
創業当時から生たこを使い、焼き続けているたこ焼き屋さんだ。
生から焼き上げるので、食べると生地の中からタコ汁がでてきて火傷をしてしまうと評判で、
その他にも天然素材を使用、化学調味料を一切使わないなど、こだわりが自慢のお店だ。

田中社長:「たこ焼きは瞬発勝負、一瞬で焼かなあかんから生たこを使うことは、常識では 考えられなかった。」さらに、衛生面でも「生たこは管理が大変でしょ」と生たこを使用する 赤鬼のたこ焼きにメスを入れる。

廣田社長:「生から焼くたこは時間がかかる。味もことなるし、鉄板もタコ汁がひっついて 傷む」手間暇が掛かってしまうが、それでも「生やから香りや食感が違う。」たこ本来の味、 食感の違い、生たこにこだわる理由を熱く語っていただきました。さらに、「ボイルは味にバラつきがある。 良いタコに当たると美味しいが、まずいタコに当たることもある。半面、手間隙が掛かるが生は味見をしながら調理や 調整ができる。」とも教えてくださいました。手間隙が惜しみなく注がれている赤鬼のたこ焼きはまさしく逸品料理で あると感じ取ることができました。

たこ焼きが出汁につかっていて、ふわふわに。 鰹風味の出汁とたこ焼きの相性はぴったり。お店でオススメしているだけあって、うまい!

田中社長:「出汁がおいしい!ちゃぷちゃぷ凄い!」と絶賛するほどだ!
廣田社長:「うちはたこ焼きを料理している。」

素材、味にこだわり抜く赤鬼では人の味覚が変わる季節によって、素材の分量を変えて配合、 調理をしているそうだ。「気温、湿度、食材の状態にまでこだわり抜く、だから同じ味が別 では出せない。」店舗展開や海外出店のお話があっても持って行くことができない。他では できないと教えてくれました。


次にとろとろチーズ焼きが登場。まるでるチーズフォンデュのようなイタリアを連想さ せる上品なたこ焼きだ。開発に至ってはイタ飯屋さんに通い詰めて辿り着いたメニュー らしく、深みのあるチーズに田中社長も「こっている!凄いな!」とベタ褒めだ。 その他にも、や焼きそば、お好み焼き、イカ焼きまで御馳走にあずかりどれも美味しく、 随所にこだわりを感じとることができました。


それぞれのお店には先代が築いてきた伝統がある。変えたくても変える事がで きない。だから基本は崩さず、でも飽きられるから少しずつ変えていかないと いけない。見かけは変わらないけど、やっぱり美味しいと言ってもらえるように。 それに比べて、うちは安くて満足感を大事にしているから変わっても構わない と思っている。独自の進化論で進めるガラパゴス島のように。
By廣田社長

道頓堀赤鬼    http://www.doutonbori-akaoni.com


蔵元直送の八海山のビール!

インタビュー終了後に日本酒で有名な八海山で創られた生ビールを御馳走になりました。フルーティーな味の WEIZEN(ヴァイツェン)とコクのあるALT(アルト)。大阪では赤鬼横丁店でしか飲むことのできないビールな ので、お近くに寄られた方は是非チェックしてみてください!

次回は甲賀流・田中社長 ゆかりに行くです!!